古くなっても”新”大橋
みなさんこんにちは。
最近は雨が多く、街を歩くのも億劫になりがちですが
だからこそ、雨模様の名所に足を運ぶのはいかがでしょうか。
今回の街歩きは、隅田川の上流から数えて3番目の橋
「隅田川新大橋」に行って参りました。
この「新大橋」は東京を襲った未曽有の大災害、
関東大震災の際も他の隅田川にかかる橋がことごとく焼け落ちる中で
唯一被災せず、避難の道として多くの人命を救ったため、
「人助け橋(お助け橋)」とも称されています。
この橋がなぜ雨の名所かというと、
あの「歌川広重」が「新大橋」を浮世絵として描いた際、
雨の情景を切り取ったことから広くそう言われています。
※ちなみに芭蕉はこの橋で雪の句を詠んでいます。
新大橋の歴史をアプリでさかのぼってみると...
そうです。橋の位置が変わっているんです。
最初の新大橋は江戸時代(元禄6年)に
現在地より約200mほど下流に架橋されていました。
そこから明治45年に現在の位置に移動し、
当時としては近代的なデザインの鉄橋として生まれ変わりました。
さらに昭和52年に現在のデザインに架替えられています。
場所・形、周りの景観は変われど、積み重ねてきた歴史は残り続け、
今日も隅田川の中と外を結ぶ交通の要所として、
いつまでも新しい風を吹き込み続けています。
(雨の日のながらスマホはNO!一息ついてこちらをDL!)