大江戸今昔めぐり瓦版

江戸時代末期の朱引きを網羅した復元古地図を「完全描き起こし」! 現代の東京の地図と切り替えながら閲覧できる、画期的な古地図アプリです。

仕事の合間にくぐる歴史の門

 

こんにちは。

 

当社JAF メディア ワークス)の事務所は芝大門なんですが、
その名の通り、とても大きな門が近くにあります。


ご存知の方も多いと思いますが、

増上寺の入口にあたる増上寺総門」ですね。

 東京都港区芝公園4丁目7-35

 

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増上寺といえば、江戸幕府の15将軍のうち6人が埋葬されている菩提寺


やはり6人の将軍が眠る上野の寛永寺とともに、
江戸城の鬼門、裏鬼門(増上寺はこちら)を守る役割も担った
幕府にとっては重要なお寺でした。

ということで、さっそくアプリでチェック。

 

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うわっ、やっぱりお寺だらけ。

 

増上寺門前町として栄えただけあります。
古地図には大門の記述もあり、当時から同じ場所に門があったようで、
きっと賑わってたんでしょうね。


今でも大門の脇には参拝客のための居酒屋風情を残したお店があり、
古地図を眺めて当時に思いを馳せながら、ちょいと熱燗もなかなか良さそう。

 

古地図によると...

 

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大門をくぐって本堂へ向かう途中には、松並木があったようです。

あれっ、そういえば今も日比谷通り沿い、
港区役所の前には松並木の公園が残っていて、

季節がいいときには、そこでサボったり、、、

いや、お弁当を食べたりしますが、
江戸時代からの松並木だったんですね。


そう思うと、なんか吹く風にも江戸のかおりがしてきました。

 

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松原のベンチから増上寺を望む

 

そして、近くには東京タワーがあるんですが、
その敷地も、江戸時代は金地院というお寺だったようです。


ちなみに金地院には今も立派な墓所があり、
八戸藩や南部家などの墓所があります。

 

どうもこのエリア、アプリを持って巡るといろいろ発見がありそうで、
仕事の合間の散歩には事欠かないなぁ。

 

はやくあたたかくなってほしいものです。

 

それでは。