食欲の秋。築地で日本初の饅頭を堪能してみる。
みなさんこんにちは!
9月も終盤、季節は秋。
秋と言えば・・・スポーツ、読書、芸術、
そして食欲!
伝統食!
みなさんは東京で老舗を探すのに古地図を使ったことはありますか?
私は、結構使っています!
浅草や、両国のあたりは今なお続くお店の名前があったりするのです。
ちなみに
創業200年以上のお店は世界に5500店くらいあるらしいのですが
その半分が日本のお店なんですよ。
素晴らしい!!
日本に生まれたことに感謝です。
これまでは、老舗があるというのは頭でわかっていても、
どこかピンとこなかったのですが
古地図に載っているのを実際に見るとおぉ…!!ってなります(笑)
で!
目論見通り、今なお続く和菓子屋さんを見つけました!
お饅頭を日本で初めて売り始めた塩瀬総本家さんです!
(鈴木町と被っておられる・・)
この塩瀬総本家さんは
1349年に、中国から来た林浄因が奈良で饅頭を売り始めて京都に移転。
しかし1467年に応仁の乱が起こったことで三河塩瀬村に逃れたそうです。
(応仁の乱、習いましたね~懐かしい・・・)
その後、塩瀬という苗字になったので
塩瀬総本家 という屋号になったみたいです!
村の名前からきているんですね〜。
天皇にも献上していたいう饅頭は、とっても美味しい!と気に入られ
徳川家康公に従って江戸開府のタイミングで江戸にお店を構えたと。
江戸時代は両国にあった塩瀬総本家さん、いまは築地にあります。
戦争のとき、両国のあたりは焼け野原になってしまい
当時工場を構えていた築地に移ってきたそうですよ。
ちなみに、両国でお店を構えていた時の場所は
広島銀行になっておりました(笑)
巡り巡って今は築地!
お店の場所は、築地本願寺の向こう側。
お饅頭を食べる前に寄り道してカロリー消費しておきましょ!
(大したカロリー消費にならないw)
同じところにいる・・・ロマンですねぇ。
塩瀬総本家までは駅から歩いて5分ちょっと。
今回は寄り道したので10分ちょっと。
塩瀬総本家さん到着です!
お店の中はTHE 老舗和菓子店。←語彙力・・
日本庭園が再現されていて、落ち着いた雰囲気を感じます。
そして、日本第一番饅頭所の看板がありました。
お墨付きですね。
主役のお饅頭様は、日本初饅頭の志ほせ饅頭(右)と、
家康公が愛した本饅頭(左)。
可愛らしい…♡←
お饅頭の気になるお味は素朴でパクパク食べられる感じです!
老舗和菓子店っていうと少し敷居が高く感じますよね。
でも、このお饅頭は贈答品というよりは
3時のおやつのような感覚で食べられるホッとする味でした。
もちろん、贈答用の可愛い和菓子もたくさん置いています!
私個人的には本饅頭の方がすごく好きで
こちらは家康公が戦の前に食べていたといわれているもの。
兜に盛って供えて勝利祈願していたことから
「兜饅頭」とも呼ばれているそうですよ。
アンコぎっしり!!!
甘いけど、食べると全然くどくなく、豪快な見た目とのギャップがあります!
薄~い皮でアンコを包んでいるので外側がツルリとしています。
私ったら、家康公と食の趣味が合うかも・・・♡←黙れw
築地駅周辺は歴史情緒ある場所がたくさんあるので
皆さんも築地に来る際は、食べながら散策してみてはいかがでしょうか??
では、また!