大江戸今昔めぐり瓦版

江戸時代末期の朱引きを網羅した復元古地図を「完全描き起こし」! 現代の東京の地図と切り替えながら閲覧できる、画期的な古地図アプリです。

日比谷公園は江戸町奉行大岡越前の通勤経路?

ブログ連動スポットラリー

今回は第7回。

都心のオアシス「日比谷公園」をまわるラリーです。

さくっと完走できますのでぜひご参加ください。

それでは本編です!

 

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みなさんこんにちは。

 

暖かかったり、寒かったり、

春の訪れがまちどおしいですが、

冬があっという間だったような気もします。

 

そんな春を間近に控え、予習しておきたい。

超高層ビル群のお膝元、都心のオアシス。

日比谷公園に行ってきました。

住所:千代田区日比谷公園1-6

 

 

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日比谷公園」は明治36年6月1日に、

日本初の「洋風近代式公園」として誕生し

それ以来、都心にあっても花や緑が多く、

和と洋が融合した近代的(いわゆるモダン)な景観から

変わらず人々に親しまれ続けています。

 

 

 

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公園内を歩いてるだけで緑に癒され、

歴史情緒ある建造物に心をつかまれます。

 

平日の日中に行ったので

「会社に行かずずっとここにいたい....」

という気持ちと戦っている背広姿の人も大勢いました。

 

 

わたしも歴史の旅人「今昔めぐらー」としては

このままでは帰れません。

 

 

ひとまずこのあたりを古地図アプリで見てみました。

 

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!!

 

 

 

 もともと公園や空き地だったわけではないようですね...

それどころか錚々たる名家が引しめきあっています。

 

それもそのはず、江戸城のお膝元(喉元?)ですから

幕府としても身内中の身内で固めたいですよね。

 

 

 

 

 

そのなかでも気になる名前があったので寄ってみると。。。。

 

 

 

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時代劇でも耳にしたことがあるあのお奉行さま。

大岡越前守忠愛」の御屋敷が。

さすが、一等地に住んでたんですね。

 

たしかに、大岡越前が裁きを行っていたとされる

南町奉行所はここから目と鼻の先。

歩いて通っていたのでしょうか。

 

 

通勤経路はこんな感じ??

 

 

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数寄屋橋経由(右回り)も考えましたが、

今回は距離優先でこのルートにしました。

 

 

 

上記の通勤経路を現代版にした下図のルートを

江戸を探しながら歩いてみました。

 

 

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まずは、日比谷公園霞口からすぐ。

大岡越前公の屋敷があった場所です。

 

 

 

 

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越前公の屋敷跡であることを記すモニュメントも。

 

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跡地にはこんなに立派なビルが。

 

 

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持ち主はというと、

 

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名奉行の屋敷跡に弁護士の本部。

あえてやっているとしか思えない縁ですね。

 

 

 

 

 

日比谷堀り沿い少し歩くとこんなモニュメントが。

 

 

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この地は独眼竜で知られる伊達 政宗が、

初代将軍徳川家康に与えられた屋敷の跡地。

1636年に参勤交代で上京した際に、

この地で息を引き取ったとされています。

 

 

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そこからすぐ、

石垣が積まれ高台になっている場所が。

 

 

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ここは「日比谷見附」の跡地。

 

「見附」とは城の外にあり、

外敵の侵入などに備え、見張りをするところで

こちらは江戸城のまわりに「36か所」あったとされる

見附のうちの一つ。

 

 

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ちなみに高台に上がり公園側を覗くとこんな感じ・・・

 

 

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「心字池」という池を上から見ることが出来ます。

 

 

 

 

 

では、江戸城があった方向を見渡してみると・・・

 

 

 

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緑と都会のコントラストがすさまじいですね。

 

 

 

 

そこからさらに歩いて、ここは有楽町の駅前。

南町奉行所跡」です。

 

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大岡越前の仕事場に到着です。

ここで数多くの名裁き?が行われていたのでしょうか。

 

 

 

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当時の石垣が残されています。

 

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いかがでしたでしょうか。

 

大岡越前の屋敷跡か仕事場まで、

歩いて見たらほんとにあっという間でした。

 

仕事場が近いのはとてもうらやましいですが

自分だったらあんまり落ち着けないかなとか、

ないものねだりをしてしまいますね。

 

 

 

みなさんも春になったら超一等地の超高層ビル群に囲まれた、

 

超癒しの超絶自然スポット日比谷公園に、

みなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

ついでに古地図アプリ片手に江戸探しもお忘れなく。

 

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