大江戸今昔めぐり瓦版

江戸時代末期の朱引きを網羅した復元古地図を「完全描き起こし」! 現代の東京の地図と切り替えながら閲覧できる、画期的な古地図アプリです。

アノ人のお屋敷は、今…(井伊直弼&勝海舟編)

今回は『大江戸今昔めぐり』でチェックしてから外出したいと思います。

 

『大江戸今昔めぐり』で使用されている地図は安政三年(1856年)ごろの地図がもとになっているらしく、

安政といえば誰もが思いつくのが、安政の大獄で有名な

井伊直弼

ですよね!

井伊直弼のお屋敷は一瞬で見つかります。

なにせ

大老ですから。

上屋敷譜代大名かつ大老だけあって良い場所にあります。

桜田門の本当にすぐ近くですよ。

一等地ですねえ。うらやましいです。

ちなみに今は公園です。

でも「桜田門外の変」って、本当に奇襲だったんだなと思います。

なにせ、井伊家の屋敷から門まで、

300mぐらい

しかないので。

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古地図をみると一目でわかりますね!

江戸のど真ん中で暗殺ですよ!それもこの短い距離で!

本当に雪深い日だったんでしょうね。

 

ちなみに、屋敷跡に行くと、こんな井戸が!

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この井戸、江戸の名水「桜の井」という井戸で、当時の通行人に重宝されていたそうです。

ちなみに、この井戸、東海道五十三次で有名な歌川(安藤)広重の「外桜田弁慶桜の井」図にも描かれています。

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今も残っているなんて感慨深いですよね!

 

さて、さらに今日は旗本の屋敷を追いかけてみたいとおもいます。

幕末を代表する旗本といえば、誰が思い浮かぶでしょうか?

いろんな人思い浮かぶと思いますが、

やはり

勝海舟

ではないでしょうか?

 

子供の時に犬に金玉噛まれて生死をさまよったとか、

咸臨丸で太平洋を横断したとか、

暗殺に来たはずの坂本竜馬がそのまま弟子入りしちゃったとか、

江戸城無血開城西郷隆盛と交渉したとか、

 

まあ有名人です。

彼の屋敷もこの『大江戸今昔めぐり』で見つかるのでしょうか?

赤坂に住んでいたと聞いたことがあるので、

赤坂近辺を探していくと、

ありました!

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 ※勝麟太郎勝海舟の幼名です。

 

赤坂サカスの近くだったんですね~。

これまた一等地ですねえ。

この地図のもとが作成された1855年は初めて勝海舟が役入りした年なので、

出世のきっかけになった年にココに住んでいたんですねえ。

その後すぐ長崎に行っちゃいますんで。

 

さて、そんな勝海舟の屋敷は今何になっているんでしょうか?

赤坂に行ってみると・・・

 

そこにはなんと!!

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 パセラ

 

カラオケ屋さんになっておりました。。。

あまり感慨深くないですねえ(笑)

でも、これもまた、江戸散策の楽しいところです。

 

気になる武家屋敷が今どうなっているか、

アプリで見るだけでなく、

実際に見に行ってみると面白いですよ!